豊かさの発見

設計事務所の総務として働き10年が経ちました。                                                                 私が日々感じている「建築が心に与える豊かさ」について、少し書いてみたいと思います。

建物は、ただの「器」ではない
建築は、家だったりオフィスだったり、美術館だったり…
一見すると「機能」のためにあるものに見えます。でも実は、その空間に身を置くことで、私たちの気持ちや考え方、人との関わり方まで、自然と変わってくるものです。

たとえば、朝の光がやさしく差し込むリビングで飲むコーヒー。
静かな書斎で、木の香りに包まれながら読む一冊の本。
広々とした窓から季節の移ろいを感じるだけで、心軽くなることって、ありませんか?

豊かさとは、モノがあることじゃなくて、心が穏やかでいられること
そのために空間ができることって、実はたくさんあるのだと日々思います。

どんなに忙しくても、ほんの少し立ち止まって、心がふっとゆるむ場所があると、それだけで救われる気がします。
そんな空間をつくるのが建築の力であり、また、それに気づく私たちの感性の豊かさでもあります。                                 この感性は決してAIには真似できないことです。便利なものも大事ですが、そういったことも大事なのではないでしょうか

建築を通して、心が少しでもあたたかく、豊かになれたら—
それは、建物を超えた「贈りもの」なのかもしれません。

 

 

中島由香

 

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