建築設計・監理

クライアントの夢・希望を実現する創造性と建築技術の融合

建築設計・監理とは、一般的に聞きなれない言葉かもしれません。平たくお伝えすれば、ひとつの建物が構想され、方針を固め設計を起こし、設計通り順当に工事が進行、完成に至り、目的に沿って利活用され続ける、その為に不可欠な一連の専門業務を指します。「設計」についても単に設計図面を描く事ではなく、その前段階として、お客様のご要望やイメージを詳細にヒアリング、現地に立って土地を理解し、幅広く調査を行った上で、深い考察で構想を導き、図面化します。精巧な図面はもちろん、実はこれ以外の“見えない活動”に多くの時間と技術・情熱を注ぐ事でひとつの設計は成立しています。

エル設計の建築設計・監理業務の流れ

建築設計・監理業務のおおよその流れとして、まずお客様との初回面談からヒアリング、協議、調査を実施し設計概要を確立させます。次に基本・実施設計業務へと移行、施工者からの見積りを評価し業者を選定、着工へと至ります。大型施設等は2~3年、数年に渡る長期プロジェクトとなることも想定されます。建築物の目的や規模も多種多様に及ぶため、以下の流れは一例としてご参照ください。

1. お問い合わせ、打ち合わせ、設計業務のご依頼

お電話やメール等でご連絡をいただき、初回の面談とお打ち合わせを行います。お客様の夢やご希望、イメージ、あるいは具体的な構想、予算感等をお聞かせいただければ幸いです。エル設計からは設計監理業務の取組や進め方、考え方等をお伝えさせていただきます。このタイミングで相談料等をいただく事は原則としてありません。お客様がエル設計へのご依頼の意向を示していただければ、業務開始となります。また、土地を探している段階であっても専門的な見解をお伝えする事が可能です。ぜひご相談ください。

2. 事前協議・調査・コンサルティング

お客様から正式にご依頼の意向を示していただきましたら、より詳細なヒアリングや協議を行い与条件を把握します。その上で様々な見地から調査を実施、建築設計における制約や潜在能力を洞察します。また、必要に応じ分かりやい助言や理想の建築へと向かう視点の補強等をさせていただきます。

3. 基本計画(構想)

お客様合意の元、建築プロジェクトの基本方針となるコンセプトを確立します。建物の機能と規模を設定し、建築形態の概要を決定します。

4. 基本設計

お客様より示されたご要望や与条件に従い、建物の平面や空間の構成、各部の寸法や面積、建築的・設備的に備えるべき機能、主な材料や使用機器の種類と品質、予算とのバランス等を検討し、それらを総合して、屋内・屋外のデザインを立案致します。これをまとめ、お客様に基本設計報告書としてご覧いただきます。

5.実施設計

基本設計報告書をご覧いただいた後、さらにデザインと技術の両面に渡り細部の意匠設計、構造設計、設備設計等の検討を行います。実施設計図書は施工者が設計内容を正確に読み取り、設計意図に合致したものを的確に作る事ができるよう、また、工事費用の見積もりを適正に積算する事ができるように、設計の詳細を図面化することです。建物の施工指示が網羅された重要な図面となります。

6. 見積依頼

実施設計図書を複数の施工者に対し図渡しを行い、現場を説明、見積もりを依頼します。現場を説明し競争入札を実施します。

7. 施工者選定

施工者から提出された見積もりを統合し見積もり比較表を作成、一覧化し比較検討しやすい状態に整理します。当初予算と照らし合わせ、機能性やデザイン性を担保しながら金額の調整を行います。この内容をお客様にご説明し、施工者選定となります。

8. 工事契約・着工

お客様が施工者からの最終見積もりに承認頂けると契約準備に入ります。エル設計はお客様と施工者との工事請負契約に立ち会います。エル設計はお客様の立場から工事請負契約の内容や取り交わしの際の要点について助言をさせていただきます。

9. 工事監理

工事期間中は設計図書を補う様々な方法により、設計意図を施工者へ明確に伝達し、施工図書を検討・審査します。また、品質管理に参画し、請負契約書に示された諸条件に従って設計図書通りに工事がなされているか監理します。現場での施工者からの質疑や要請にも対応します。

10. 工事の完了・引き渡し

工事が設計図書通りに竣工なされたか、エル設計による検査を実施した上でお客様の検査に立ち会います。お客様へ工事監理業務完了報告書を提出し、晴れて引き渡しへと至ります。

11. 一年点検

引き渡しから1年の経過を見て、施工者とともに建物の点検を実施し状態を確認致します。

エル設計は創造の感性と時代に適応した高い建築技術を融合させ、合理性・経済性・安全性等をクリアしたトータルバランス、全体の調和を大切にしています。
また、建築士それぞれの個性や特長を活かし、適材適所の機動性で小規模住宅から大規模施設、そして、専門性と経験が要求される大型医院まで多様な目的、規模の建築をお客様と共に創り上げています。
お客様の夢、希望に共感し、言葉にできない深い思いにも焦点を当て、理想の建築を実現すると共に社会にとっても有用な建築であるよう、次の時代を見据えた姿勢で臨んでいます。さらに、建物の将来に渡る維持管理、メンテナンスの負荷を低減させる施設運用を踏まえた設計をご提案できることもエル設計の強みのひとつです。

監理においては、建築工事が適切に見落とし無く円滑に進行するよう、施工者への指導や検査、助言を行い、工事状況をお客様に適宜ご報告しながら、引き続きお客様の思いを工事へと反映させ、全体から細部まで十分にご満足いただける建物を創りあげて参ります。

根底にある思いは人を大切にし、人々の生活や活動を守ること、変わりゆく時代の中で普遍的な建築の社会的使命、自然環境や社会からの要請に応えることです。私たちエル設計は建築を通して、お客様に感動して頂くために尽力致します。

 

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