「納まりは?」
この言葉は会社ではよく飛び交っている。
現場でもそうだった。
建築の世界でこの言葉なく仕事ができないのではないかと思う。
今回は、設計事務所に入って早6カ月の私から建築って面白そう!と思ってもらえるVlogが書ければいいなと思います。
冒頭で言った通り建築の世界で「納まりは?」と聞かれることが多々ある。
海外でもそうだった。
大学では、教授が課題を提出するたびに
「納まっているか?」「納まりは?」
と度々聞いてくる。
ディテールシートを持っていなかったら課題を受け取りもしなかった。
今なら、その理由がなんとなくわかる気がする。
まだまだ未熟者の自分は、建築とは創造(クリエーション)する職業だと思っている。
確かにその通りだが、納まりなくして創造ではないと知った。
逆に言えば、納まりをたくさん知っている人が建築の世界では重宝されるのかもしれない。
大学時代、フランク・ロイド・ライトのグッケンハイム美術館に感銘を受け、
少し課題にデザインを盛り込もうと試したが
どうやってあの形状を想像し作りあげたかわからず諦めた(笑)
4大巨匠と呼ばれる方々や有名な建築家は皆、「納まり」というのを
誰よりも知っていたのではないかと思う。
学び続けることが必要である建築に携われてとても感謝している。
知らないことを自分もたくさん探求したいと思った。
私もまずは、資料集成や標準詳細図の学びから始めていきたいと思いました。
「神は細部に宿る」これもまた、ミースの言葉である。
2021.01.29 中島 晃平(23)